ホウザングラマー（1999年生、母フオアザボーイズ）

ホウザングラマー（1999年6月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋豊満」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したフオアザボーイズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は清水ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方27戦13勝2着2回。2004年のTCK女王盃(牝G3)で3着に入った他、2003年の’03TCKディスタフ(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るカルチョイモンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るイガノヤッピーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノフジエを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1十（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパトリニアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（2003年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズオドリコに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月4日、中2週で迎えた9戦目は、立春特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、観梅特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、2着となった。

3月20日、中3週で迎えた11戦目は、マーチ特別（大井ダート1190m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた12戦目は、うしかい座特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイレーシングに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイプルスプリングに2馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のロマンティックナイト賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（11戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアミフジスペシャルに5馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

7月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、スタールビー賞（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（12戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルハチマラネロに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の赤富士賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（13戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のインダウに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月15日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（14戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアオバコリンに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月9日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（15戦10勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（16戦10勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイワボンバーに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

11月3日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（17戦11勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のノースシェーバーに1馬身半の差をつけて優勝

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 曇/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（18戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアートブライアンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月21日、中7週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（19戦12勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（20戦12勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月14日、中6週で迎えた24戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で的場文男騎手（21戦12勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で的場文男騎手（22戦12勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6歳（2005年）

1月19日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で的場文男騎手（23戦12勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で的場文男騎手（24戦12勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月27日、中6週で迎えた28戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのサウジアラビアロイヤルカップ（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた33戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた34戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7歳（2006年）

7月9日、約7か月半の休み明けで迎えた35戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた36戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた37戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた38戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた39戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。