マテラアリオン（2013年生、母アグネスフィーバー）

マテラアリオン（2013年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「屋号＋ギリシャ神話に登場する神馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したアグネスフィーバーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。2015年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入った他、2015年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったコウエイテンマにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた3戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったシュウジに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月12日、中4週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、メジャーエンブレムに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた7戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたスマートスペクター決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2016年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオウケンビリーヴをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月9日、中9週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ウインクルサルーテに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月25日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

4月15日、中4週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月26日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたエンヴァール決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2018年）

5月12日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月3日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6歳（2019年）

2月16日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。