アエノブライアン（2018年生、母ソナータ）

アエノブライアン（2018年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時14歳）と交配したソナータが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。2024年の佐賀王冠賞に勝利した他、2024年の佐賀スプリングカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

的場直之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2020年）

9月7日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったトゥースパークルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

3歳（2021年）

1月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったシタベッドを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーキュラソーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月26日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパストーソを驚異的な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のノートウォージーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2022年）

1月26日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、汐見坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、日向坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコスモルシオをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、花嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ペリドット賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた12戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ニュートラック松山賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のハデスキーパーを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

10月31日、中3週で迎えた14戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンエルドラドをアタマ差振り切って6勝目を手中に収めた。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、霜月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブリッグオドーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2023年）

4月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、エイプリル賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフラテルニテに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた18戦目は、緑風賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1三（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のハデスキーパーをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月11日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2024年）

1月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた23戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（大井ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマイネルサブマリンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた24戦目は、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた25戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、高千穂峰特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノディードに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、佐賀スプリングカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムフェローを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月15日、中3週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、阿蘇山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグローリーに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月14日、中3週で迎えた28戦目は、佐賀王冠賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーアローに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、九州チャンピオンシップオープン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモポポラリタに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、韓国岳賞（佐賀ダート1860m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーフェイバーに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。