ホリノスプリンター（1985年生、母イエローブイリボン）

ホリノスプリンター（1985年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のルドウターブル（当時7歳）と交配したイエローブイリボンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地20戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方17戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の西日本スポーツ杯(900万下)。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月30日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバンブトンリッチに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマチカネソウダッセに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中4週で迎えた3戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヤエノダイヤにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクインモーニングをクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

6月26日、中4週で迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげ賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツノシルバを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた11戦目は、カシオペアステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦3勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1400万下の’88ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

5歳（1990年）

1月14日、約13か月半の休み明けで迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5月5日、中9週で迎えた17戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ブルーエレガンスにアタマ差交わされて2着となった。

10月13日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて最後はニシノハマカゼと並んで11着同着となった。

12月16日、中4週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後はオーゴンニシフジと並んで5着同着となった。

6歳（1991年）

1月15日、中3週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキタカミフブキに6馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

7月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチトウショウに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。

8月3日、中3週で迎えた25戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトサノエルフに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月9日、中4週で迎えた26戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中守騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のササノグリンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、萩特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンノーザリーに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月6日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトデユークに3/4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月8日、中4週で迎えた29戦目は、雷鳥特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中守騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイドルシヨウリから半馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中守騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（1992年）

1月25日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中守騎手（7戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガミレゾンから1馬身半差の2着となった。

2月3日、連闘で迎えた32戦目は、節分特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中守騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のピンクコマンドに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

2月23日、中2週で迎えた33戦目は、佐々木竹見招待チャレン（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中守騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1-1（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた36戦目は、長浜特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中守騎手（11戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた38戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のクラフブキに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月7日、中0週で迎えた39戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中守騎手（12戦6勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。