キョウシンラッキー（1988年生、母ミナミノタイヨウ）

キョウシンラッキー（1988年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキヤタオラ（当時14歳）と交配したミナミノタイヨウが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方28戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年のオールジャパンリーディングジョッキー(B1)。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月28日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小迫次男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたトップモデル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

1月15日、連闘で迎えた6戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた7戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、西村一浩騎手を鞍上に迎えて、4歳（足利ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカンナ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村一浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1 C2（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村一浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラトウシヨウに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、川中子健二騎手を鞍上に迎えて、一般C1（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月6日、中0週で迎えた15戦目は、藤本靖騎手を鞍上に迎えて、一般C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本靖騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は西村一浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンチテイオーから1馬身半差の2着となった。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、門松特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフオーナインに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた19戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチングリーンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、チューリップ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスクコバンから1馬身半差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のハクトウザンをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

5月25日、中1週で迎えた22戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマネープランから3馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチジニアに7馬身の差をつけて5勝目を手にした。

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、オールジャパンリーディングジョッキー（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリワードサンダーに3馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、読売杯（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビューデントに8馬身の差をつけて優勝

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチェッカーホマレに3馬身の差をつけて制した。

9月15日、中3週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（6戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルビオンディに4馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

9月27日、中1週で迎えた30戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、白山大賞典（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（7戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、北国王冠（金沢ダート2300m 曇/重）に出走。鞍上は端勝成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた34戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた35戦目は、中日杯（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。