ダンツモースト（1995年生、母バッテンコマチ）

ダンツモースト（1995年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時21歳）と交配したバッテンコマチが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は上田昭治。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方20戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（1998年）

8月2日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ココロにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のヤエノフリーダムを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ジョーヴに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で竹之下智昭騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で竹之下智昭騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4歳（1999年）

6月26日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は竹之下智昭騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

8月7日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月15日、中0週で迎えた18戦目は、日高幌別川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、三石川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイロッキーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5歳（2000年）

1月1日、中9週で迎えた21戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2二ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイヒンギスをクビ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったネヴァーエンドランからハナ差の2着に甘んじた。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四イ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシンエイローレルに1馬身の差をつけて制した。

3月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のワンモアゴールに3/4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4月21日、中2週で迎えた26戦目は、八丁湖特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンオペラをアタマ差制して5勝目をつかんだ。

5月13日、中2週で迎えた27戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた29戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森下博騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森下博騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6歳（2001年）

1月22日、中3週で迎えた31戦目は、彩湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で森下博騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

2月23日、中4週で迎えた32戦目は、百穴湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森下博騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた33戦目は、菜の花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で森下博騎手（12戦4勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の薫風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で森下博騎手（13戦4勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた35戦目は、鎌北湖特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で森下博騎手（14戦4勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた36戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のプラウドリーワンに1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

8月19日、中1週で迎えた37戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた38戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。