マンジュデンゴッド（1987年生、母マンジユデンレデイ）

マンジュデンゴッド（1987年5月22日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のアーテイアス（当時13歳）と交配したマンジユデンレデイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地34戦5勝2着3回。1990年の春蘭ステークス(オープン)に勝利した他、1992年のオータムスプリントステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパッシングルートに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1990年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下の白梅賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アンビシャスホープに半馬身交わされて2着となった。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスズタカハリケーンをハナ差振り切って2勝目を収める

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のユートジョージをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月2日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中4週で迎えた9戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（6戦3勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、コーラルステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた13戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、シルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた18戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた19戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったマチノコマチにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月20日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

12月7日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（1992年）

7月19日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のオーゴンマーチに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

8月2日、中1週で迎えた24戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月13日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

10月3日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタマモダイヤモンドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月10日、連闘で迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた29戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシーズアウーマンを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

6歳（1993年）

2月6日、中8週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた31戦目は、アメジストステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた32戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた33戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた34戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。