サクラニッポン（1984年生、母ヴイラドフランス）

サクラニッポン（1984年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したヴイラドフランスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方14戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

7月12日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモガミサニーに約16馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナダルタニアンを半馬身振り切って順当に勝利した。

11月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエドノホープに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月29日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4歳（1988年）

1月31日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金蹄賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

9月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリニアアトラスに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキヤツスルテイムに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンダープリンスから4馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた15戦目は、中京スポ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリペールに2馬身半の差をつけて制した。

11月18日、中2週で迎えた16戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のビユテイマドンナに3馬身の差をつけて優勝

12月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエムダービーに半馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

5歳（1989年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、新春グランプリ（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（5戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、フエニックス（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハラノボルに3馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコランダムに3/4馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

7月30日、中3週で迎えた21戦目は、農林水産大臣賞典（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンマサルに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月24日、中5週で迎えた23戦目は、白山大賞典（金沢ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシナノジョージから2馬身差の2着となった。

10月24日、中3週で迎えた24戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井敏雄騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハローボギイから1馬身差の2着となった。

6歳（1990年）

5月8日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、フエニックス（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井敏雄騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。