エイシンオライオン（2002年生、母エイシンフォーティ）

エイシンオライオン（2002年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オリオン座。星のように輝くように」。毛色は栗毛。種牡馬のヘネシー（当時9歳）と交配したエイシンフォーティが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方25戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のオーガスト特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月27日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

4月2日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月11日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月12日、中8週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月20日、中5週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ポートクレバーに半馬身交わされて2着となった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、親方ディーンの写真館開設5周年（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグレートホーラーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた9戦目は、水車特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クードゥシャンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4歳（2006年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダンストンカマーを半馬身振り切って優勝

10月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5歳（2007年）

9月1日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた16戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた18戦目は、倉山湊成二歳記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウエスタンスナイプに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた19戦目は、寒椿賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブレイクフリーをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

2月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般B9（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた24戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メジロバークマンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般B9（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた27戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は花本正三騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシキコンコルドに4馬身の差をつけて優勝

8月3日、中3週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアサクサスコットに2馬身半の差をつけて優勝

10月5日、中8週で迎えた29戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトシノシーロ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダッシュオンに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月30日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7歳（2009年）

1月24日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた34戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。