ブラックロード（2014年生、母アドマイヤアイドル）

ブラックロード（2014年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋道。馬体より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時15歳）と交配したアドマイヤアイドルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。2017年のオパールカップ(M2)に勝利した他、2017年のサファイア賞(M3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦新徳司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、M・Kenichiホールディングによって993.6万円で落札された。

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2016年）

7月15日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクストリームに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカワセミ特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2017年）

3月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桃の花賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパイロサンデーに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月30日、中3週で迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳M3のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンエイジャックを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳M3のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダズンフラワーに2馬身の差をつけて4勝目を収める

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳M1の不来方賞（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、M2の北上川大賞典（水沢ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（8戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4歳（2018年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアンデルセン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、よみうりランド☆ハシビロGО!特別（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた18戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、M1の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（10戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第3戦（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5歳（2019年）

7月1日、約11か月の休養明けで迎えた22戦目は、小暑特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

6歳（2020年）

7月20日、約13か月の休み明けで迎えた23戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた24戦目は、オッズパーク賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた25戦目は、秋冷特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（14戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（15戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2020年11月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。