ザアメリカン（1999年生、母モガミニド）

The American

1999.05.12

ザアメリカン（1999年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したモガミニドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方33戦8勝2着4回。2001年の九州ジュニアチャンピオン(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月7日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノセダンから1馬身半差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモルフェアンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中5週で迎えた5戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシクラウンに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月1日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2002年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンデーコウジを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイダテンエイコウをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルシネマに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月9日、中6週で迎えた15戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1790m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた18戦目は、3歳戦のコマクサ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

4歳（2003年）

4月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた22戦目は、成松修一騎手を鞍上に迎えて、アマリリス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた23戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリテキサスに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月20日、中2週で迎えた24戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリテキサスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた25戦目は、馬産地協賛ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブランニューカラーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、バーベナ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフナツレッドイヤーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、バラ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた28戦目は、フリージア特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（14戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（15戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲサーパスに1馬身半の差をつけて優勝

4月24日、中9週で迎えた30戦目は、3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（16戦6勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、周防灘特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（17戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲサーパスに1馬身半の差をつけて8勝目を収める

5月30日、中3週で迎えた32戦目は、国見岳特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（18戦7勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた33戦目は、有明海特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田順治騎手（19戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。