メジャーテースト（2007年生、母ピースオブピース）

メジャーテースト（2007年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父母父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時11歳）と交配したピースオブピースが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森本隆彦。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害3戦0勝、地方17戦5勝2着4回。2010年の立夏特別で2着に入った他、2010年の北斗盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

成田春男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月23日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラウンランカーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの立夏特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマキノルーチェに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンのメイショウボーラー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた14戦目は、全道Aiba祭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプレザントシーズンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、プルート特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のアルーダ日高西部特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビコーオラクルに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ビコーオラクルに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、ミルクランド北海道特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビコーオラクルに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、北海道優駿の里安平町ララタウン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた20戦目は、2010馬産地見学ガイドツアー特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のライネスゴルトに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月20日、中1週で迎えた21戦目は、スピーディワンダー特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（9戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（2011年）

5月3日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、クルミ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月29日、中5週で迎えた24戦目は、JA平取町「ニシパの恋人」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、モンピュアに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、親月特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（13戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリリーオブザバリーに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

8月27日、中5週で迎えた26戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた27戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5歳（2012年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、サッポロ大地のZERO特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。