ゲイリースノーマン（2001年生、母Mari Go Round）

ゲイリースノーマン（2001年1月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雪だるま」。毛色は芦毛。種牡馬のVictory Gallop（当時6歳）と交配したMari Go Roundが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦5勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の太秦ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファントムマスクに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のトウキュウキングに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2005年）

3月27日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したルナジェーナを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月14日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビコージャズに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったインターコウキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のエアオーサムに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコパノフウジンに1馬身3/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5歳（2006年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

6歳（2007年）

12月23日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2007フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7歳（2008年）

2月2日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた14戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月2日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクィーンオブキネマにクビ差届かず2着となった。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8歳（2009年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月5日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

9歳（2010年）

2月21日、約10か月半の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月9日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた23戦目は、「近江米・秋の詩」特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた24戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、スカパー!255アクセス特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。