ドリームガバナー（1985年生、母アロハキヤリー）

ドリームガバナー（1985年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハビアスコーパス（当時13歳）と交配したアロハキヤリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファームガバナー。戦績は、中央平地32戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の津久井湖特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月9日、デビュー戦は木藤隆行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミホサンライズを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

2月29日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクールテーストに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月25日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の村上特別（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の津久井湖特別（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の千葉日報杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木藤隆行騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したシロキタジョイにハナ差届かず2着となった。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、勝ったインターシュートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスペインランドに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上1400万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワノーザンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月29日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

10月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（9戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず最後はスズキングダムと並んで5着同着となった。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津久井湖特別（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタフネスダンディをハナ差振り切って優勝

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1400万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5歳（1990年）

1月15日、中4週で迎えた24戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた26戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた27戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（11戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた28戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（5戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた31戦目は、ノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（12戦3勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の中山競馬場スタンド完成記念（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（13戦3勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。