サンディチェリー（1993年生、母ハイゲイル）

サンディチェリー（1993年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスラヴィック（当時6歳）と交配したハイゲイルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、地方33戦12勝2着7回。1998年のオグリキャップ記念(G2)に勝利した他、1998年のスプリング争覇（P）(一般ハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒川友司厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1995年）

6月4日、デビュー戦は田口輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったツキノイチジョウから5馬身差の2着となった。

9月14日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、次井武史騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のラビアンウインに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で次井武史騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマイヅルに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターイヨンテイからアタマ差の2着に甘んじた。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤキャップから半馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤキャップに6馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3歳（1996年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月2日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノハイメリットから5馬身差の2着となった。

5月3日、中3週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

6月19日、中6週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋優駿（東海ダービー）（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月16日、中8週で迎えた13戦目は、3歳戦の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノハイメリットから5馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリシャダイに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコーリンハヤブサに3馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

12月31日、中5週で迎えた18戦目は、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1997年）

1月15日、中1週で迎えた19戦目は、金沢・笠松ジョッキーカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヨコヅナファイターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスシルバーに3/4馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた21戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた22戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月21日、中9週で迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったポスターフェイスから1馬身差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた25戦目は、ローレル争覇（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノハイメリットに3/4馬身の差をつけて8勝目を手にした。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1998年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、新春特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（9戦4勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた29戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンラナークをハナ差制して1着ゴールを果たした。

3月15日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチカップ（P）（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスシルバーをハナ差制して10勝目を達成した。

4月5日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのスプリング争覇（P）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコメットサンを半馬身振り切って制した。

4月29日、中2週で迎えた32戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（13戦6勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウアムールをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

6月4日、中4週で迎えた33戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チェリーラスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。