スーパートドロキ（1989年生、母スイートパーソロン）

スーパートドロキ（1989年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトドロキエイカン（当時12歳）と交配したスイートパーソロンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷部牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、地方10戦8勝2着2回。1992年のスイートピーステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田義人厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1991年）

6月29日、デビュー戦は大垣敏夫騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナヒメに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大垣敏夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナヒメに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大垣敏夫騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシゲリーガルに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大垣敏夫騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナヒメに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大垣敏夫騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイナヒメから3馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大垣敏夫騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタービジョンに3/4馬身の差をつけて5勝目を収める

11月10日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のジュニアチャレンジトロフィーr（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大垣敏夫騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシゲリーガルに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

12月15日、中4週で迎えた8戦目は、2歳戦のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大垣敏夫騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニシキトウカイに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1992年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で大垣敏夫騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったファーストセナから7馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で大垣敏夫騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノエスパーをクビ差制して雨下の激闘を制した。

3月15日、中5週で迎えた11戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイコサージュ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクカダンディを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて9勝目を収める

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月4日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた20戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブランドエレッセをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

12月20日、中3週で迎えた21戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（1993年）

1月31日、中5週で迎えた22戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた24戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた26戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた28戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。