ヘイアンカイザー（1985年生、母マツフラワー）

ヘイアンカイザー（1985年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時6歳）と交配したマツフラワーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地29戦4勝2着3回、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2200m 雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したコマツソロンに半馬身届かず2着となった。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバッカナムコールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中6週で迎えた6戦目は、4歳400万下のあじさい賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンボリクリエンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

4歳（1989年）

5月6日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上400万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るイースタンシンボリを半馬身差し切って勝利をモノにする

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったブロンズターフに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアリダーアモンを半馬身振り切って3勝目をマークした。

9月16日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミナガワイチザンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（12戦3勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

5歳（1990年）

7月15日、約9か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6歳（1991年）

4月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（13戦3勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた25戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

8月4日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（14戦3勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた30戦目は、雑賀秀介騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた31戦目は、田中譲二騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイセイプレスからアタマ差の2着に甘んじた。

12月15日、連闘で迎えた32戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中譲二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロングクライバーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7歳（1992年）

1月3日、中2週で迎えた33戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中譲二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は雑賀秀介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピリットエイカンから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた35戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中譲二騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤシロナイトから1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた36戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中譲二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後はイチコーセイと並んで3着同着となった。

6月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は雑賀秀介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた38戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は田中譲二騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた39戦目は、一般C4-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は雑賀秀介騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。