ロイヤルブライアン（2000年生、母ミナミノブレーヴ）

ロイヤルブライアン（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したミナミノブレーヴが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、地方21戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の青嵐特別(一般B2一二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、六角牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

長谷川茂厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

7月12日、デビュー戦は野崎武司騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は485kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパームスプリングに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳戦のアイビー特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディーエスメイドンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったモエギノマズルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のティーケーツヨシに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったイシノファミリーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月23日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエンジェルボーイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、トパーズ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、箱根特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルラポールを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月3日、中4週で迎えた16戦目は、一般B3三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジャステスオーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月28日、中3週で迎えた17戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトライアンフトーチに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月28日、中3週で迎えた18戦目は、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた19戦目は、春光特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメガスターライトに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、青嵐特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオメガスターライトを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、星月夜特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。