ネオンオーカン（2009年生、母モナ）

ネオンオーカン（2009年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネヴァーフォゲット（当時8歳）と交配したモナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鳥井征士。戦績は、地方30戦11勝2着5回。2013年のガーネットオープン(一般A1)に勝利した他、2013年の尾張名古屋杯(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥井征士から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森哲によって105万円で落札された。

竹下直人厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2011年）

8月31日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったエイドリアーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンスイアブを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月6日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のキング（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の新生・中京競馬場☆あと2か月（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月1日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリエリエテンユウに2馬身の差をつけて優勝

1月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルアーモンドに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のおしどり特別（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったマイネルセグメントに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の若鮎特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったコキビジンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の若鷲特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオリオンローザに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6月8日、中3週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（12戦3勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセントウイナーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（13戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフィッシャーガールを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（14戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたマイネブラックティ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、濁酒賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（15戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイウングリッターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（16戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオリオンローザに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（17戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハハノアジツケに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月17日、中4週で迎えた26戦目は、山羊座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（18戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアポロヴァリアントに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（19戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキワミを鮮やかな末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

1月16日、中1週で迎えた28戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（20戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスラビーダを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月21日、中4週で迎えた29戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。