ヤマニンマヒア（2016年生、母ヤマニンカルフール）

ヤマニンマヒア（2016年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+魔法(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したヤマニンカルフールが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミヤケに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月14日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2019年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

8月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの若戸大橋特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月17日、中8週で迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したネクストムーブに半馬身届かず2着となった。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2020年）

2月1日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、逃げるロードキングを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた16戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したウォータービルドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

8月29日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したラインオブダンスに3/4馬身届かず2着となった。

9月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5歳（2021年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウインサンフラワーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラスの尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るディープハーモニーを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた27戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリノソフィアを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（3戦1勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6歳（2022年）

1月10日、中9週で迎えた32戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月6日、中7週で迎えた33戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンオリジンに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7歳（2023年）

1月7日、中7週で迎えた38戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイシンクローバーからクビ差の2着に惜敗した。

3月18日、中9週で迎えた39戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月17日、約3か月の休養明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のオメガエリタージュに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月4日、約4か月半の休養明けで迎えた41戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。