カネショウメロディ（2003年生、母カネショウローズ）

カネショウメロディ（2003年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時11歳）と交配したカネショウローズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱忠。戦績は、地方37戦4勝2着4回。2005年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

竹山隆厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

7月15日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、嶋村彰直騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るニイタカブロードをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦のストレチア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったスターオブジェンヌに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2006年）

2月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のニイタカパイソンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月20日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったチャームアスリープにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で鈴木啓之騎手（11戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアストレイア賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月2日、中2週で迎えた15戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウエノマルタロベエ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（13戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサムターンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月2日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（15戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた19戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（16戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月28日、中3週で迎えた20戦目は、うまステ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（17戦3勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4歳（2007年）

4月20日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5月22日、中4週で迎えた22戦目は、アーバンステージさつき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチヨノドラゴンをハナ差だけ差し切って4勝目を手にした。

7月13日、中2週で迎えた24戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、フリートアピールに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の’07クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5歳（2008年）

6月5日、約7か月半の休養明けで迎えた29戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた30戦目は、風待月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた31戦目は、’08スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月14日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦の’08クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた34戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（13戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた36戦目は、イーバンク銀行 IN TCK賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（14戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた37戦目は、一般A3 B1一（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（15戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。