サムターン（2002年生、母マニッシュロバリー）

サムターン（2002年3月20日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハイライズ（当時7歳）と交配したマニッシュロバリーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、地方27戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年のファンタスティックナイト賞(一般B2三 B3三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって735万円で落札された。

宮下靖旨厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

9月1日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は491kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月15日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3歳（2005年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したバンクリューを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモエレワンリーフを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャパンメールを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコパノエブリデイを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオオキナキタイに3馬身の差をつけて優勝

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジークヴァルトに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、品川区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったベルモントギルダーにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

10月2日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、神無月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2006年）

4月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、北斗七星賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた14戦目は、緑風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で内田博幸騎手（11戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で内田博幸騎手（12戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で内田博幸騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るクオリアを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って6勝目をマークした。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、万緑賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（15戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた20戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（16戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のトネノヒカリに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（17戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したカネショウメロディにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月6日、中2週で迎えた22戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（18戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月16日、中0週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ベテルギュース賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた24戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（19戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月11日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（20戦7勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた26戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の満作特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。