ダイショウクイーン（1999年生、母ハッピータップ）

ダイショウクイーン（1999年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したハッピータップが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方14戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ケイエスブリザードに交わされて3馬身差の2着となった。

5月22日、中0週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトモシロメリーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

7月14日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4歳（2003年）

8月10日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5歳（2004年）

10月14日、約13か月の休み明けで迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリスコープに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

10月21日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイタクボーイングに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月4日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた14戦目は、中山七里特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハギサカブルースを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、クロレラノーベル杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカロスキューマを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6歳（2005年）

1月30日、中6週で迎えた16戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマグマサインから1馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアラブイットウオーに1馬身の差をつけて制した。

3月23日、中3週で迎えた19戦目は、ユカギルマンモス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミノハヤカゼに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、32周年記念賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のバンナアンデルセンに1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた23戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグローイングに4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

9月7日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（11戦5勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。