レッドストーン（2002年生、母フオーレルスター）

レッドストーン（2002年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名（テキサス州）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したフオーレルスターが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は濱田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方19戦10勝2着4回。2006年の名古屋グランプリ(G2)で2着に入った他、2006年のオグリキャップ記念(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2005年）

1月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月6日、中3週で迎えた5戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリトルスポーツカーを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したコウジンアルスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクルセイズに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネフォクシーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインカイザーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って4勝目を手中に収めた。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップウォリアに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2006年）

1月1日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は倉地学騎手（5戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターマリオに3馬身の差をつけて制した。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのウインター争覇（P）（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロングランナーに5馬身の差をつけて制した。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞の六甲盃（姫路ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（8戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルサイプレスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（9戦7勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞のスプリング争覇（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンシェントに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルサイプレスに1馬身半の差をつけて制した。

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、名古屋港水族館特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（12戦9勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウイニングウインドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた26戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（13戦9勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（14戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングウインドに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（15戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマヤノオスカーを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

10月10日、中3週で迎えた29戦目は、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（16戦10勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた30戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（17戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングウインドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中4週で迎えた31戦目は、G2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴァーミリアンに交わされて6馬身差の2着となった。