サンビュート（2017年生、母チャームエンジェル）
Sun Butte
2017.05.22
サンビュート（2017年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「太陽+アメリカの都市」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したチャームエンジェルが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社 ケイズ。2022年の道営記念(地方重賞)に勝利した他、2023年の瑞穂賞を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
10月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。
11月30日、中4週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったエコロタイガーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
3歳（2020年）
1月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。
3月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったヒロキングに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
3月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたフォーチュネイト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
4月18日、中2週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマラジェッツを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。
7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。
11月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。
4歳（2021年）
1月5日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。
1月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアメリカンフェイスをクビ差振り切って勝利を手に入れた。
2月20日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。
5月23日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの是政特別（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキスラーをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。
7月1日、中5週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るステージインパクトを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。
8月10日、中5週で迎えた14戦目は、しんひだかオープン（門別ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るステージインパクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
9月9日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞の旭岳賞（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったクインズサターンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。
11月4日、中7週で迎えた16戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。
5歳（2022年）
1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマグナレガーロに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。
2月9日、中1週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。
3月3日、中2週で迎えた19戦目は、日吉オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。
4月22日、中6週で迎えた20戦目は、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したパストーソを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。
6月10日、中6週で迎えた21戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。
7月20日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るノットイェットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。
8月4日、中1週で迎えた23戦目は、うらかわオープン（門別ダート2600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハセノパイロを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。
9月15日、中5週で迎えた24戦目は、地方重賞の旭岳賞（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルールソヴァールにクビ差届かず2着に甘んじた。
11月10日、中7週で迎えた25戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のシルトプレを半馬身振り切って勝利を手に入れた。
6歳（2023年）
1月3日、中7週で迎えた26戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
2月22日、中6週で迎えた27戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。
3月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。
5月5日、中6週で迎えた29戦目は、皐月盃（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
6月22日、中6週で迎えた30戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたハセノパイロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
7月20日、中3週で迎えた31戦目は、沙流川賞（門別ダート2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドテライヤツを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
9月28日、中9週で迎えた32戦目は、瑞穂賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスコルピウスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする
11月9日、中5週で迎えた33戦目は、道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
12月14日、中4週で迎えた34戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、近江米特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したアラジンバローズにアタマ差届かず2着に甘んじた。
7歳（2024年）
8月16日、約8か月の休み明けで迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
デビュー前
田中一巧厩舎（兵庫）へ入厩。
10月10日、中7週で迎えた36戦目は、オータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキャッシュブリッツに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。