ベイビーボス（2017年生、母クリスチャンパール）

Baby Boss

2017.03.30

ベイビーボス（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤ちゃん+ボス」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したクリスチャンパールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は習志野牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、酒井喜生によって820.8万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月1日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のノーブルウルフに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月13日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたブランオラージュ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月5日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラフィンクロンヌを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（2021年）

2月27日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたミッキーハイド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月10日、中5週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のデルマカミカゼを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5月23日、中5週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月18日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2022年）

3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたニシノライトニング決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月13日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリンカーンテソーロに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月20日、中6週で迎えた18戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中7週で迎えた19戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月19日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月23日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月23日、中8週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったタイガーインディに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた24戦目は、オッズパーク2023杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグリーンシアターに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7歳（2024年）

2月1日、中4週で迎えた25戦目は、梅見月杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月5日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、TEL杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のミステリオーソに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、酒井喜生によって820.8万円で落札された。

田中一巧厩舎（兵庫）へ入厩。

1月29日、デビュー戦は杉浦健太騎手を鞍上に据えて、神戸ビーフ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての11番ゲートからスタート。出走取消となった。