スズグレード（1991年生、母スズパーソナリテイ）
Suzu Grade
1991.05.18
スズグレード（1991年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のセクレフアスター（当時15歳）と交配したスズパーソナリテイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河牧場。戦績は、中央平地9戦3勝2着1回、地方28戦3勝2着3回。1998年のアルキオネ特別(一般A)に勝利した他、2000年の日本レーシングサービス特別(一般A)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1994年）
4月24日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボヘミアンドリームに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
5月22日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。
6月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のブランドオペラに1馬身半の差をつけて制した。
7月3日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。
8月7日、中4週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。
9月17日、中5週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。
10月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったコクサイクリスタルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
4歳（1995年）
8月20日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパープルクラウンを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って休養明けの一戦を制した。
10月1日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。
6歳（1997年）
9月4日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、阿寒湖特別（帯広ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9月18日、中1週で迎えた11戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、十勝岳特別（帯広ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。
10月2日、中1週で迎えた12戦目は、南幌特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
10月29日、中3週で迎えた13戦目は、夕張特別（岩見沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。
11月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、千歳特別（岩見沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。
12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、樽前山特別（門別ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウメイイチバンに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
12月23日、中1週で迎えた16戦目は、駒丘特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渋谷裕喜騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7歳（1998年）
5月21日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、琴似特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渋谷裕喜騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。
6月18日、中3週で迎えた18戦目は、丘珠特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渋谷裕喜騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。
7月16日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渋谷裕喜騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
7月30日、中1週で迎えた20戦目は、旭川えぞまつ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で渋谷裕喜騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月27日、中3週で迎えた21戦目は、アルキオネ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で渋谷裕喜騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のターフクレストをクビ差制して5勝目をマークした。
11月3日、中9週で迎えた22戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。
12月2日、中3週で迎えた23戦目は、勇払特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は米川昇騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。
8歳（1999年）
5月3日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月27日、中2週で迎えた26戦目は、カシオペア特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米川昇騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月8日、中1週で迎えた27戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバースワットから2馬身差の2着に敗北した。
7月8日、中3週で迎えた28戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
11月24日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイジュセルシオから3/4馬身差の2着に敗北した。
12月9日、中1週で迎えた30戦目は、JA帯広川西特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のダイジュセルシオをクビ差制して勝利を手に入れた。
9歳（2000年）
1月3日、中3週で迎えた31戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、プラッツ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月31日、中5週で迎えた33戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、日本レーシングサービス特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネハテンコウからクビ差の2着となった。
6月13日、中1週で迎えた34戦目は、登別マリンパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月19日、中4週で迎えた35戦目は、太陽のほほえみ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。
8月2日、中1週で迎えた36戦目は、トータリゼータ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月16日、中1週で迎えた37戦目は、北海道えぞまつ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。