ナイスファッション（1994年生、母ファッションリング）

ナイスファッション（1994年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のナイスダンサー（当時25歳）と交配したファッションリングが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地32戦5勝2着8回、中央障害10戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

4月26日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイウンスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず14着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4歳（1998年）

1月5日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したグリーンブライアンに半馬身届かず2着となった。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したキャプテンダイオーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

11月7日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（8戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキョウエイクロップに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（10戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（11戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（12戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったヤワタセブンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（13戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（14戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったハマクイーンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月5日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンシングターナーをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

10月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったマリーシャンタルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエプソムマックスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（15戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったヒロドリームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2000年）

1月5日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のエラボレーションに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月22日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のローレルワルツに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月12日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（16戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフェアサクセスを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

10月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦2勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた32戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2001年）

1月29日、中9週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

2月17日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

4月21日、中1週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターウォルラスに1馬身1/4の差をつけて6勝目をつかんだ。

5月13日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で横山義行騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月9日、中3週で迎えた40戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月15日、約6か月半の休み明けで迎えた41戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山義行騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

8歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた42戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。