ミキノバラライカ（2009年生、母マルターズベーブ）

ミキノバラライカ（2009年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ロシアの民族楽器名」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したマルターズベーブが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の名古屋オーナーズホース杯。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、谷口久和によって378万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

6月2日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた4戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイワビガーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケセラセラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったトーホウサリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋オーナーズホース杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のファイヤーエースをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、加藤族光さん検体退職功労記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、紗也誕生記念杯（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で尾崎章生騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で尾崎章生騎手（9戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で尾崎章生騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったトーホウチャペルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で尾崎章生騎手（11戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

1月17日、中0週で迎えた16戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で尾崎章生騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシルクヴェリタスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で尾崎章生騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキャリアハイに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月7日、連闘で迎えた18戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、ふきのとう賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウナナクサに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったイワクラギンガに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、ペロさんチャレンジカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ロイヤルメイプルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月10日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったアスターハウスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、連闘で迎えた28戦目は、祝愛知県馬主協会50周年三河賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。