カウンターブロー（1991年生、母マエコウプリンセス）

カウンターブロー（1991年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時10歳）と交配したマエコウプリンセスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地31戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は1997年の御影特別(900万下)。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月13日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ポレールに3/4馬身交わされて2着となった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1994年）

1月22日、中7週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングアーティストに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下の雪割草特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、テンユーテンサンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンライズドーターに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の多治見特別（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のクリスタルベストに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月23日、中2週で迎えた11戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の貴船ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったビッグショウリにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（1995年）

6月10日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月23日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の河原町特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったシンキャロルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキングアドマイヤ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったレザームーンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6歳（1997年）

2月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったポットラピートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のキューティリサを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

7歳（1998年）

5月2日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、5歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、5歳以上1600万下のフィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（3戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。