アグネスフォーカス（2005年生、母スパートⅡ）

アグネスフォーカス（2005年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋焦点」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したスパートⅡが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年のK’sガーデン特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

10月4日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4歳（2009年）

7月15日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したガバナースマイルに3/4馬身届かず2着となった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のプラチナチャームに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた5戦目は、とねっこ広場賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルダレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月22日、中4週で迎えた6戦目は、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアメジストオブレイに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月18日、中7週で迎えた7戦目は、えりも悲恋沼特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、日高山脈賞（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のカイオに1馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

5月27日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、アルデバラン特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイーグルフラップに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、アルフェラッツ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイオに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネフレアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩橋勇二騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月19日、中3週で迎えた13戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岩橋勇二騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフェニックスハートに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月7日、中2週で迎えた14戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で岩橋勇二騎手（11戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンキストダンサーに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2011年）

6月8日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、水無月特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で岩橋勇二騎手（12戦7勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、胆振獣医師会会長特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で岩橋勇二騎手（13戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したクラヤマトオーに半馬身届かず2着に敗北した。

10月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、優駿の里北海道安平町雪だるま特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で岩橋勇二騎手（14戦7勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岩橋勇二騎手（15戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプロプエスタに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7歳（2012年）

5月3日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、早苗月特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャンハイラックに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、風鈴草特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイトフルレターを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月20日、中3週で迎えた21戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラヤマトオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月18日、中3週で迎えた22戦目は、優駿の里「安平町アサヒメロン」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月1日、中1週で迎えた23戦目は、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のベニバナセンプーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、K’sガーデン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュンドルゴナを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って勝利数を12に伸ばす