シュルヴィーヴル（2005年生、母ウイニングリバー）

シュルヴィーヴル（2005年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「生き残る（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時17歳）と交配したウイニングリバーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方35戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年のC級チャンピオン(一般C14)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月20日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったスマートリーズンに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

11月10日、中8週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、そうだ!笠松に行こまい盃（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリプトグレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレディジェーンに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月30日、中2週で迎えた9戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のロードヴォヤージュを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2009年）

1月8日、連闘で迎えた10戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャスティスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のロードヴォヤージュをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

3月14日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

6月20日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミリアムを差し切れず、3馬身差の2着となった。

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

10月3日、中9週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

11月10日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、プリムラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた21戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5歳（2010年）

6月20日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、めざせレコード一撃チャレンジ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャトーラムからクビ差の2着に惜敗した。

8月1日、中1週で迎えた24戦目は、夏の宵特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミユニバースに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月11日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、栗拾い特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、ぎんなん特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた27戦目は、立冬特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、ファンタジスタカップ第2戦（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池田敏樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた29戦目は、サフラン特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池田敏樹騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のファストフェイスに1馬身半の差をつけて制した。

12月12日、中1週で迎えた30戦目は、山陽新聞販売賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池田敏樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、長竹實メモリアル（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で池田敏樹騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルテローザからクビ差の2着に惜敗した。

6歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた32戦目は、能登原とんど特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で池田敏樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた33戦目は、春駒特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で池田敏樹騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた34戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラクスシャルキーに4馬身の差をつけて7勝目を手にした。

2月6日、中1週で迎えた35戦目は、まんさく特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた36戦目は、久松城賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイエスオジョーから2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた37戦目は、すみれ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクウィークをクビ差制して勝利を手に入れた。

3月20日、中1週で迎えた38戦目は、春蘭特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクウィークから1馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた39戦目は、芝桜特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユメミルチカラから1馬身差の2着に敗北した。

4月16日、連闘で迎えた40戦目は、かたくりの花特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（14戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた41戦目は、君子蘭特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のビターチョコに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月30日、連闘で迎えた42戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた43戦目は、母の日特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（16戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャトーラムから1馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた44戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた45戦目は、すいれん特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（17戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた46戦目は、夏木立特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（18戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた47戦目は、七夕飾り特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（19戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた48戦目は、ふみづき賞（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。