ムッシュパイロ（2017年生、母レディミドルトン）

Monsieur Pyro

2017.01.29

ムッシュパイロ（2017年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男性の敬称(仏)+父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したレディミドルトンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2020年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

4月11日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は558kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

9月29日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1500m 内回り 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードインファイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキーコーズウェイをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

4歳（2021年）

1月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2022年）

3月5日、約11か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月26日、中6週で迎えた8戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノボリスターリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るバジェナートを豪脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月18日、中2週で迎えた11戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマーチクイーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2020年10月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。