ファンキーゴールド（2017年生、母ダリオール）

ファンキーゴールド（2017年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「型破りな+金」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したダリオールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年の御厨人窟賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、二風谷ファームによって1,728万円で落札された。1歳のとき、増田和啓から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月15日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月30日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒデノサードニクスを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中3週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったヴァクストゥームに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメイショウヨカゼにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したスプリットロックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

12月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインフラクタルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた11戦目は、たーとるず競馬特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したバーントシェンナを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、平家の滝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバーントシェンナに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモーンストルムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、白皇山特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロックスピリットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、伊与木川特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のメスキータを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

7月4日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のパイプライナーに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

9月4日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

12月12日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5歳（2022年）

2月8日、中7週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、市原仁奈お誕生日特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノノカガヤキに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレイヴコールを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールデンブレイヴに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の御厨人窟賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、エメラルド特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた25戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福永洋一記念（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた26戦目は、えいえいむん!特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた27戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた28戦目は、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月20日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた30戦目は、高知県山茶花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、A-3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2023年）

1月22日、中2週で迎えた32戦目は、ジャニュアリー特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、河豚特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、真鱈特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた35戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったノボリスターリーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた36戦目は、アヤメ特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた37戦目は、半田特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた38戦目は、南知多特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。