バトルバーリライ（2016年生、母ノワゼット）

バトルバーリライ（2016年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバトルプラン（当時11歳）と交配したノワゼットが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はキヨタケ牧場。戦績は、地方33戦12勝2着12回。主な勝ち鞍は2021年の競馬ゲーム「ウイニングポスト」賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

辻野豊厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2019年）

5月20日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は483kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファーストムーバーを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラックアバンティに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月1日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジョブックビザーレ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバイーアに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月6日、中6週で迎えた5戦目は、品川区民40万人突破!賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミエノカムカムに3馬身半の差をつけて制した。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、大谷亮平さんがTCKに来場賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったテンプテーションに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

6月4日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したキセキノオクリモノを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中4週で迎えた8戦目は、楽天競馬でポイントマシマシ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマイネルロッシュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中8週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスイングアリュールに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月9日、中3週で迎えた10戦目は、中野大好きナカノさん賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイリンウルフに7馬身の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2021年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルロッシュを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

3月9日、中6週で迎えた12戦目は、パウダースノー賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた13戦目は、競馬ゲーム「ウイニングポスト」賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルロッシュを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

5月20日、中4週で迎えた14戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月7日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ウマい馬券で最終レース攻略!賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエスケイファーストをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、日米フレンドシップ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったムルシェラゴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中4週で迎えた17戦目は、一般B2五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルベルタに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6歳（2022年）

1月28日、中6週で迎えた18戦目は、ガーネット賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムルシェラゴをクビ差振り切って10勝目を達成した。

6月9日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルロッシュをクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

7月25日、中2週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のミスターオーネットに3馬身半の差をつけて制した。

9月8日、中5週で迎えた22戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマックスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2023年）

5月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた24戦目は、キャンサー賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフレンドスイープを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月14日、中4週で迎えた25戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリコーシーウルフに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月18日、中4週で迎えた26戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、トーセンエルドラドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中4週で迎えた27戦目は、内濠賞（大井ダート1650m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8歳（2024年）

3月1日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた29戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた30戦目は、ニュートラック福島賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の橘月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦7勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーエスポワールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月19日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の祝月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョーエスポワールに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月22日、中4週で迎えた33戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、ミズナラ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2018年9月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。