マシュー（2006年生、母ヴァリッドサーチ）

Matthew

2006.06.10

マシュー（2006年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マシュー・カルブレース・ペリー提督より」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したヴァリッドサーチが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林 孝輝。戦績は、中央平地10戦0勝、地方16戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の爽秋特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林薫によって924万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月1日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネット賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアクロスザボードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中5週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のクレバークンプウをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2十五十六（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコモディアスに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はダイスケーズカラーと並んで2着同着となった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したテンクウノカゼを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月27日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2八（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ヒロコルレオーネに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオライディーンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、万緑特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、カトリエンペラーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月11日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、爽秋特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のパラダイスサンに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で坂井英光騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のリトルマーチンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2011年）

1月9日、中9週で迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた24戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月23日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2012年）

10月13日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。