トシザドラゴン（2000年生、母ドラゴンレディー）

トシザドラゴン（2000年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時11歳）と交配したドラゴンレディーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方25戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の鳥栖市市制50周年記念(A1 A2 A3)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーゴスペルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月2日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた5戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月6日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキママムスメを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラフリーダムに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

1月31日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフクノシャンハイに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

2月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のインターヴェリーをハナ差振り切って制した。

2月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホシノトリニータをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた18戦目は、阿蘇山特設（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイムオブマネーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

4月18日、中2週で迎えた19戦目は、玄界灘特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパッションスターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、有明海特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で新原健伸騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルガモットシールを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

10月16日、中3週で迎えた25戦目は、オパール特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で新原健伸騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリテキサスに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

2月11日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、鳥栖市市制50周年記念（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコータローに6馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

2月27日、中1週で迎えた27戦目は、雲仙岳特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（14戦5勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインターハイクラスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた29戦目は、玄界灘特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（16戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノスキムに約12馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

5月3日、中1週で迎えた30戦目は、周防灘特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（17戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6歳（2006年）

1月28日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（18戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザオリンポスマンを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

2月13日、中1週で迎えた32戦目は、川内川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（19戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のツルギデンカを3/4馬身振り切って9勝目を獲得した。

2月26日、中1週で迎えた33戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（20戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビブラートアームに8馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月19日、中2週で迎えた34戦目は、池田湖特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（21戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフォグキャスケードを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。