クラオー（1996年生、母クラネバダンサー）

クラオー（1996年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラテルノオー（当時14歳）と交配したクラネバダンサーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は倉見牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦7勝2着2回。1999年の陽春特別に勝利した他、1999年の北斗盃(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、倉見牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

7月20日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエターナルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月1日、中9週で迎えた5戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のノーブルエターナルに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた11戦目は、3歳オープンの陽春特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のモミジイレブンに3/4馬身の差をつけて制した。

5月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、勝ったモミジイレブンから半馬身差の2着に敗北した。

9月2日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた14戦目は、賀張特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（札幌(地)ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月10日、中3週で迎えた16戦目は、白石特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた17戦目は、福満特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島洋人騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた18戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、胆振特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキブレイズに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2000年）

8月26日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、マーズ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた21戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサッシンイメージを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

10月25日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、錦秋賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、’00フェイスフルレイン特別（6）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、初駒賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、稲荷山特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノジャパンに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月5日、中1週で迎えた28戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、’01フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンダーパークをクビ差振り切って7勝目をつかんだ。

3月1日、連闘で迎えた30戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、オリエントギャルにクビ差交わされて2着となった。

4月12日、中3週で迎えた32戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた34戦目は、端午特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。