シャイナムスメ（2004年生、母レッドレス）

シャイナムスメ（2004年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「内気な娘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時19歳）と交配したレッドレスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の宝ケ池特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

15歳のとき、飛野牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、廣中稔によって275万円で落札された。

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハードリレーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを5馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

3歳（2007年）

3月10日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。4着に入った。

5月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のコパノスケに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

9月2日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（7戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったアドマイヤカリブにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（8戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイジアンウインズをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

4歳（2008年）

4月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月22日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（10戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したホーマンファラオに半馬身届かず2着に敗北した。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルクラッチに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（11戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（12戦2勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた22戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2008ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2009年）

6月6日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（13戦2勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（14戦2勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。