シルクウェッジ（2007年生、母ローズウォーター）

シルクウェッジ（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋くさび」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したローズウォーターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着5回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の立待岬特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ムラカミファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2010年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月19日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、シルクスチュアートに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月15日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月26日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のデンコウセッカチを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月29日、中8週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のドリームモモタロウに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月28日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイルーラーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月6日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエクレウスに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

9月17日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5歳（2012年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月12日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサクラゴスペル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたインプレスウィナー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 小雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたエーシンヒットマン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月22日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月9日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

11月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2012ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2013年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたハノハノ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月28日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

5月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

7歳（2014年）

2月24日、約9か月半の休養明けで迎えた34戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

4月28日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた36戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、竹の秋特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた37戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた38戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、海上王岩崎弥太郎特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた39戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた40戦目は、黒尊川特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた41戦目は、蜂の巣城特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川浩一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた42戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。