キタサンアミーゴ（2006年生、母アドマイヤハッピー）

キタサンアミーゴ（2006年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋友達（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したアドマイヤハッピーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着3回。2011年の小倉記念(ハンデG3)で2着に入った他、2011年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって4,725万円で落札された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームライナーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のネオレボルーションを半馬身振り切って制した。

5月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月1日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたピエナグッドラック決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエテルノにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルシュトルムを3/4馬身振り切って3勝目をゲットした。

11月21日、約10か月の休養明けで迎えた12戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルシュトルムを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードオブザリングをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月20日、中3週で迎えた17戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったイタリアンレッドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月10日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月4日、中3週で迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。