コスモアリオーゾ（2014年生、母ナイツエンド）

コスモアリオーゾ（2014年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オペラの旋律的な短い独唱曲（音楽用語）。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時10歳）と交配したナイツエンドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。2016年のターフチャレンジ2で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって3,024万円で落札された。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

7月13日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジロチョーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

10月19日、中7週で迎えた4戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた7戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサブノジュニアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

1月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリコーアルバトロスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月26日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2018年）

1月22日、中3週で迎えた11戦目は、銀嶺特別（大井ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリックラフィキをアタマ差振り切って雪中の大混戦を制した。

2月20日、中3週で迎えた12戦目は、如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、オフト汐留開設記念（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた14戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウチデノコヅチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中9週で迎えた15戦目は、タイタン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた18戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月22日、中3週で迎えた19戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したトチノペガサスに3/4馬身届かず2着となった。

2月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプレディクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた21戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のボナテスタに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月26日、中6週で迎えた22戦目は、あおば賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた23戦目は、一般B2五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリコーアルバトロスをハナ差振り切って5勝目を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、’19メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月12日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎良騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた26戦目は、Promise～シナガワにきっと～賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったメモリーメンヒルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月31日、中3週で迎えた27戦目は、カウントダウン2020賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（11戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったスリーフォールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月24日、中2週で迎えた28戦目は、カーバンクル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトップスターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月28日、中4週で迎えた29戦目は、シンビジューム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（13戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた30戦目は、若葉賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月17日、約8か月の休み明けで迎えた31戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎良騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた33戦目は、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7歳（2021年）

1月22日、中3週で迎えた34戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎良騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月19日、中3週で迎えた35戦目は、如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた36戦目は、弥生賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎良騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた37戦目は、わかば賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（14戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ショコラティエールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月15日、中2週で迎えた38戦目は、春雷賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（15戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオンベンデッドニー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、日本橋賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2021年5月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。