エンゼルカロ（1997年生、母ヤマフノーザリー）

エンゼルカロ（1997年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時9歳）と交配したヤマフノーザリーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地16戦2勝、地方3戦2勝。1999年の函館3歳ステークス(G3)に勝利した他、1999年の札幌3歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月18日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のクラキングオーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のライデンスペシャルをハナ差制して2勝目をつかんだ。

7月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のチトセシャンハイに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテネシーガールを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

9月25日、中7週で迎えた5戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3歳（2000年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた15戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた16戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

11月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。