マキノチーフ（2003年生、母アトリビューション）

マキノチーフ（2003年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したアトリビューションが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、地方29戦9勝2着4回。2006年のロジータ記念(牝地方重賞)に勝利した他、2006年のニューイヤーカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稲葉道行厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2005年）

7月20日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ロマンラスターに交わされて1馬身差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトッププロスペクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファッションハートを鬼脚で3/4馬身差し切って2勝目を手に入れた。

3歳（2006年）

1月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦の爽風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファッションハートを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って3勝目をマークした。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のスイートピー特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ティーケーニケに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定戦のマーメイド特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、入間川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦3勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で繁田健一騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のチャームアスリープを3/4馬身振り切って制した。

12月6日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデG3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で繁田健一騎手（12戦4勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4歳（2007年）

1月18日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で繁田健一騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイアオバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月12日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の越生梅林賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で繁田健一騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したキングオブライヒに半馬身届かず2着に敗北した。

4月26日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で繁田健一騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の薫風特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で繁田健一騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で繁田健一騎手（17戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミネノパワフルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で繁田健一騎手（18戦6勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5歳（2008年）

2月12日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で繁田健一騎手（19戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で繁田健一騎手（20戦6勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月27日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の薫風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（21戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のパルパディアをクビ差振り切って7勝目をゲットした。

7月23日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のダリア特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（22戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンクスクインを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って8勝目をつかんだ。

12月23日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（23戦8勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（2009年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリュウノキングダムをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月12日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（24戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモシェアト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（25戦8勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（26戦8勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。