グラスアタック（2007年生、母ウィムシカルソーツ）

グラスアタック（2007年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋攻撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したウィムシカルソーツが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年のりんどう特別(一般B1 B2一)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

12月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4歳（2011年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月24日、中6週で迎えた14戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、朝倉エル・菊地翔祝誕生（福山ダート1250m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーノブナガから2馬身差の2着に敗北した。

4月30日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイサーファーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、連闘で迎えた16戦目は、「夕焼けサンセットとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野田誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアドバンスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、鴨田志郎・順子祝!結婚記念（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野田誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた19戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、ほたる特別（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビターチョコに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月18日、連闘で迎えた20戦目は、夾竹桃特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクナイスガイから半馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、はまゆう特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーバファナから半馬身差の2着に敗北した。

7月11日、連闘で迎えた22戦目は、ほおずき特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクライムライトに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月17日、連闘で迎えた23戦目は、韋駄天チャレンジ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三村展久騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた24戦目は、ひまわり特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三村展久騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフレアリングマリーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月7日、連闘で迎えた25戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、軟白長ネギ賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスグローリーから2馬身半差の2着となった。

8月14日、連闘で迎えた26戦目は、蓮の花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（6戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウユウカに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月28日、中1週で迎えた27戦目は、りんどう特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（7戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーヒマワリに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月5日、連闘で迎えた28戦目は、おとめ座特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイサーファーからクビ差の2着に甘んじた。

10月15日、中5週で迎えた29戦目は、豊穣特別（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（9戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた30戦目は、紅葉狩り特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、射手座特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、キャンドルライト特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2012年）

2月12日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた33戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、梅の花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラドから4馬身差の2着となった。

4月14日、中8週で迎えた34戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、風光る特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。