トロワボヌール（2010年生、母チューニー）
Trois Bonheur
2010.03.23
トロワボヌール（2010年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「３つの幸せ（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時9歳）と交配したチューニーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦5勝2着2回、地方11戦3勝2着5回。2014年のJBCレディスクラシック(牝Jpn1)で2着に入った他、2015年のさきたま杯(Jpn2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞3勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 27戦8勝 [8-7-1-11/27]
- 総賞金国内
- 2億159万円
- 生年月日
- 2010年3月23日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 畠山吉宏美浦
- 馬主
- 村野康司
- 生産者
- 社台ファーム
- 抹消情報
- 中央：2017年2月11日抹消
地方：2017年2月1日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
指数の推移（直近7走）
- 7
走
前 - 6
走
前 - 5
走
前 - 4
走
前 - 3
走
前 - 2
走
前 - 前
走
パフォーマンス分析
- 最高指数
- 勝利時最大着差国内
- 3馬身
ベストレース
- レース名
- スパーキングレディーカップ
- 日付/馬齢
- 2015年7月1日/5歳
- コース
- 川崎ダート1600m左
- 指数
- 着順
- 1着
- オッズ/人気
- 5.0倍/2番人気
- 馬番/頭数
- 2番/12頭
- 天候
- 曇22.2℃
- 馬場状態/馬場速度
- 重/極遅
- レースラップ
- 平均=12.4/ラスト=13.0
- レースペース
- 稍スロー
- 通過順位
- 4-3-3-3
- 馬体重増減
- 476kg-2
- 出走間隔
- 中4週
- 騎手斤量
- 戸崎圭太56.0kg
血統
概要
母のチューニーは中央重賞1勝（中山芝[1600m]）。祖母のフロムビヨンドは海外5戦2勝。曾祖母のMagic of Lifeは海外G1・1勝（英国芝）。父のバゴは海外G1・5勝（仏国芝[5勝:1600-2400m]）。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 7×7 | 1.56% |
| きS | Pharos＝Fairway | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡 | Halo | 5×3 | 15.62% |
| 牡 | Northern Dancer | 4×5 | 9.37% |
| 牡 | Hail to Reason | 6×4*7 | 8.59% |
| 牡 | Nearco | 6*6×7*7 | 4.68% |
| 牡 | Tudor Minstrel | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Crepello | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Native Dancer | 6*6*7×6*7 | 6.25% |
| 牡 | Pharamond | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Mahmoud | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Blenheim | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Hyperion | 7*7*7×7*7 | 3.9% |
| 牡S | Nasrullah | 5*7*7 | 4.68% |
| 牡M | Blue Larkspur | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Natalma | 5*6×6 | 6.25% |
| 牝 | Almahmoud | 6*7*7×5*7 | 7.03% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ブラッシンググルーム系
- ファミリーナンバー
- 4-m
レース成績
経歴
デビュー前
畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2012年）
9月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエルインペレイターに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
11月3日、中6週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、最後はトーセンレディと並んで6着同着となった。
12月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。
3歳（2013年）
2月9日、中9週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
3月23日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。
4月28日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
9月7日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。
10月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。
4歳（2014年）
2月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスカママルに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を制した。
3月1日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったスカーレルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
3月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。
5月17日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイローマンを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。
6月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジャッカスバークを半馬身振り切って優勝
6月28日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したシンボリエンパイアにクビ差届かず2着に甘んじた。
10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキープインタッチに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
11月3日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンビスタを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
12月3日、中3週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアクティビューティに1馬身半の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。
5歳（2015年）
1月21日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。
4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったサンビスタに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
5月27日、中5週で迎えた20戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノーザンリバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
7月1日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドガガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて重賞2勝目をマークした。
10月1日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったサンビスタに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。
12月9日、中4週で迎えた24戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったディアマイダーリンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。
6歳（2016年）
10月10日、約10か月の休み明けで迎えた25戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦4勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。
11月3日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。
12月7日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のタイニーダンサーに3馬身の差をつけて同レース2勝目を挙げた。