ミヤビダンサー（2003年生、母メイサウンド）

ミヤビダンサー（2003年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトレジャーアイランド（当時7歳）と交配したメイサウンドが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大平ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦14勝2着1回。2005年のライデンリーダー記念(地方重賞)に勝利した他、2005年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月31日、デビュー戦は岡島玉一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバージョンアップから2馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラフリージアに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのムーンバラッド賞（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡島玉一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡島玉一騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、土田龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジノスターガールに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中6週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土田龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオクトパスをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

3歳（2006年）

2月11日、中5週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4歳（2007年）

5月30日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロケインに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月6日、中4週で迎えた11戦目は、御岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のブルーヴァージニアに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（2008年）

6月12日、約11か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユメノハーモニーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月11日、中3週で迎えた13戦目は、御岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブルージュエルをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

8月29日、中6週で迎えた14戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエンジェルスノーに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月16日、中6週で迎えた15戦目は、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンランシングに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月25日、中5週で迎えた16戦目は、白川郷賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のディアカルテットを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

12月29日、中4週で迎えた17戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

6歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシヴィーナスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月23日、中4週で迎えた19戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフサイチフウジンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月3日、中5週で迎えた20戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（12戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフサイチフウジンをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（13戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のニシキコンコルドを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。