ビックランサー（2019年生、母ゲイルプリムラ）
Big Lancer
2019.05.13
ビックランサー（2019年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したゲイルプリムラが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマタケ牧場。2021年のSPAT4のお得なポイント賞で2着に入った他、2021年の日高町残雪夏山登山賞で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ヤマタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
林和弘厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2021年）
8月12日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピートウキョウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
9月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
9月22日、中1週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの日高町残雪夏山登山賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ギンガレールウェイに交わされて1馬身差の2着となった。
11月3日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのSPAT4のお得なポイント賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたブレイブジャンヌ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
3歳（2022年）
2月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の内川賞 211.5万円以上（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ヒノカミカグラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
3月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、ヤマタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
市村誠厩舎（大井）へ入厩。
5月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。
5月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
7月1日、中4週で迎えた9戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の348.5万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。
7月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
7月25日、中0週で迎えた11戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。
8月17日、中2週で迎えた12戦目は、星月夜特別（大井ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。
12月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、シャムロック賞（大井ダート1600m 内回り 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。
12月28日、中2週で迎えた14戦目は、C1十 十一 十二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカヴァスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。
4歳（2023年）
1月25日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。
2月27日、中4週で迎えた16戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、大蔓穂賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
4月3日、中4週で迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったビスバルトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
5月17日、中5週で迎えた18戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングオブカズをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。
6月15日、中3週で迎えた19戦目は、スフィーダ賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモズハッピーロードに6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。
7月6日、中2週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、OMOTANはだの賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたチハヤ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
7月28日、中2週で迎えた21戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。
8月21日、中2週で迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、凌霄花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したムーランアジュールにクビ差届かず2着に甘んじた。
5歳（2024年）
1月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、千客万来特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエヨドラゴンを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って休養明け初戦を物にした。
1月29日、中2週で迎えた24戦目は、雪化粧特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。
3月12日、中5週で迎えた25戦目は、忘れ雪特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。
4月4日、中2週で迎えた26戦目は、卯の花月特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。