ヒルノニフティー（1997年生、母セイザンハヤテ）

ヒルノニフティー（1997年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時9歳）と交配したセイザンハヤテが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害8戦1勝2着3回、地方14戦2勝2着3回。2003年の多摩川オープン(ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったホワイトハピネスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月24日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（2001年）

1月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた12戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーロラマキシマムから7馬身差の2着に敗北した。

11月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

11月18日、連闘で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったレーシングブレットから4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピーホークから3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドギャルサンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月2日、中3週で迎えた17戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた19戦目は、小嶋耕輝騎手を鞍上に迎えて、ベテルギュース賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、秋日和特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したツジジオットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた21戦目は、霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスプリキャイーンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月17日、中2週で迎えた22戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイソノブレーヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、新春特別（浦和ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた24戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したトキノアジュディにクビ差届かず2着となった。

2月14日、中1週で迎えた25戦目は、梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミサトプリムローズを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月13日、中3週で迎えた26戦目は、爽春特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた27戦目は、春馬特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のポルックス賞（大井ダート1790m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のノベンバー賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。