ブルーミンバー（2005年生、母タヤスブルーム）

ブルーミンバー（2005年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より＋バー」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したタヤスブルームが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦7勝2着6回。2011年の信越ステークス(オープン)に勝利した他、2011年のラピスラズリステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、横瀬兼二から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、諸江幸祐によって2,415万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、サクラカスケードに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2008年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたミラクルロンド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィクトリアルイゼに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月9日、中7週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したレディハニーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレディセヴィリアを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月30日、中7週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したショウナンカザンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベストロケーションに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

7月25日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月1日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5歳（2010年）

1月31日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したブライドルアップに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月28日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したスカイノダンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月19日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆめ半島千葉国体・千葉大会開催記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオモイデサクラに4馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月19日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の中山ウインタープレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケンブリッジエルをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月3日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた28戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、信越ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンダルフォンをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

12月10日、中6週で迎えた29戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグランプリエンゼルをクビ差振り切って7勝目を奪取した。

7歳（2012年）

3月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた31戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた32戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた33戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月30日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

8歳（2013年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。